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新型コロナ禍の中、Scouting Never Stops!の合言葉のもと、各団がさまざまな方法で活動を継続しています。 日本連盟では、この4月よりWeb 会議環境アプリケーションの無償提供を行い、全国の多くの団にオンラインでの会議や集会などで活用いただいています。独自に他のオンラインツールを準備してスカウト活動を行っている団も多数ありますが、今回は日本連盟が提供したサービスの利用状況についてご紹介します。ぜひ、各団での今後の活動にお役に立てください。   団による活用 スクール・オン・エアー 埼玉・さいたま第21 団 ローバー隊長 村田 勉 埼玉県連盟さいたま第21 団ローバースカウト隊では、カブスカウトおよびボーイスカウト向けの学習補助プロジェクト「スクール・オン・エアー」を実施しました。このプロジェクトは、スカウト技能の講習ではなく、あくまで休校中の後輩スカウトの宿題の手助けを目的とした、Google Meet を用いた学習支援です。 5月はじめに企画を立案し、GoogleMeetでミーティングを重ね、5月後半から実際にプロジェクトを開始しました。オンライン上のミーティングは場所や時間の制限が少なく、また集中して行えるため、企画立案から計画・実行へと迅速に進めることができました。ローバー隊では、今後も状況に応じてオンラインミーティングを取り入れたいと考えています。 【保護者の声】 先日は貴重なお時間ありがとうございました。子どもは、楽しかったようです(^ ー^)私が教えると言い合いになるのですが、すごく素直に聞いていてビックリしました。ありがとうございました! 【ローバースカウトのコメント】 ・オンラインシステムを使うことに抵抗がなくなるように工夫できたので、次にオンラインで、各隊を横断して行えるプロジェクトがあれば意識したい。 ・いつもの形とは違い、かなりイレギュラーな形でのプロジェクトだったが、新たなツール(Google Meet)に触れたり、スカウトへいかに分かりやすく勉強を教えるかなどを考えたりと、自分の中でさまざまなことを学べた。スカウトに勉強を分かりやすく教える方法を考えることは、今後リーダーとして各隊へ奉仕する際にも役立つので、この機会が自分の成長にも繋がった。   データで見る利用状況 日本連盟からのWeb 会議環境提供に申請いただいた団に、利用状況のアンケートを実施しました。このアンケートと6 月末時点のログデータをもとに集計した利用状況をご紹介します。 アンケートの集計から、約80% の団が何らかのオンラインツールを活用し、活動を継続していることがわかりました。 オンラインで活動を行うメリットには、感染予防のほか、移動時間の短縮や移動自体の負担軽減、開催日時や場所の柔軟性があがり、デメリット( 課題)としては、導入のためのスキル、機材の不足等が主にあげられました。   配付アカウントの永続使用開始 今回、多くの団にご活用いただきましたWeb会議環境無償提供プログラムは、今後も感染症予防対策を求められる状況が続くことに鑑み、また、団運営の効率化を支援することを目的として、期限制限をなくした永続的なものへとサービスを拡大します。永続的サービスへの移行に伴い、新たに利用希望の団からの申請を受け付けます。本サービスに申請いただくと、下記のようなメリットがあります。
  1. 団専用メールアドレスの付与(メールアドレスは自動定義で作成するため、希望名の指定はできません)
  2. 上記アカウントに対し、容量無制限ドライブを1つ割当
  3. Google Meet が使用可能
今後も新型コロナの影響が続くことが予想されます。このタイミングで、オンラインを活用した活動の実施なども検討してみてはいかがでしょうか。
デジタルトランスフォーメーション(DX)推進室 今年4月、日本連盟事務局に創設。加盟員の皆様への情報提供のスピードアップや多角化を推進していきます。 [創設以降の取り組み] ・ 全国大会の代替となるデジタルイベントの基盤支援 ・ 団会議などで使えるWeb 会議のやり方ガイドの作成 など
詳細は日本連盟ホームページをご確認ください。 https://www.scout.or.jp/member/com/dx/

ボーイスカウト日本連盟機関誌「SCOUTING」2020年9月号より

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