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いま、ウクライナやその周辺国に避難しながら困難に直面している人々に対して、多くの方が思いを寄せられていると思います。 世界スカウト機構(WOSM)は、2022年2月24日付で「WOSMのウクライナ情勢に関する声明」を発表し、Webサイトに公開しました。 (https://www.scout.org/WOSM-statement-Ukraine

Photo by: National Organization of the Scouts of Ukraine

ボーイスカウト日本連盟は、「WOSMのウクライナ情勢に関する声明」を支持します。 ボーイスカウト運動が目指すのは平和な世界です。 わたしたちは、世界5,700万人の仲間とともに、その実現に向けて、いま危機に瀕している人々への人道的支援を進めていきましょう。 (以下、声明文の日本語訳)
世界スカウト機構(WOSM)は、ウクライナに対する軍事作戦とこの地域の全体的な治安悪化に深い懸念を抱いています。 いかなる紛争も、国際法の原則に則り、人権と国家の領土保全および主権を最大限に尊重して解決されるべきです。 キエフに拠点を置くユーラシア地域サポートセンターは、2020年からバーチャル運用に完全移行し、海外スタッフは各国で活動していますが、ウクライナに駐在するスタッフやボランティアと密接な連絡を取り、同国のスカウト連盟とも密接に連絡を取り合っています。 WOSMは、世界中の、特に紛争が発生している地域において、子どもの権利を含む平和、正義、人権のために立ち上がり、誇りを持ってきた長い歴史を持っています。 WOSMは、すべての問題に平和的に対処する外交を優先させることにより、敵対行為の即時停止と、子どもを含むすべての民間人の保護を確保するために、あらゆる努力がなされることを希望します。
このページでは、平和と安寧を希求する意思を表明するとともに、「わたしたちができること」を共有する場としてまいります。

最新情報

2022.04.26 4月25日までの期間中に、全国から寄せられた募金の総額は、2,209,115円にのぼりました。ご寄付いただきましたみなさま、ありがとうございました! 現在、日本連盟ではWOSMへの送金の準備を進めております。その実施が完了しましたらあらためてご報告いたします。 また、現在までの状況を考慮し、ボーイスカウト日本連盟では今後もウクライナの方々への人道支援を続けていきます。寄付の受付も延長いたしますので、皆様からのお志をよろしくお願い申し上げます。 2022.3.22 ボーイスカウトエンタープライズでのチャリティーチーフリングの売上金1,000,000円に日本連盟からの寄付をあわせて合計10,000ドルを、WOSMによるウクライナへの支援へ寄付しました。それに先立ち、1,000ドルを日本連盟より寄付しております。 2022.3.11 本サイトを公開しました。

日本連盟における寄付の実施について

すでに世界スカウト機構(WOSM)などが寄付の受付窓口を設けています。

世界スカウト機構(WOSM)寄付サイト

Scout Donation Platform また、日本連盟でも寄付の受付を行います。 趣旨や受付期間などは、下記「趣意書」をご確認ください。 ボーイスカウト日本連盟は内閣総理大臣より「公益財団法人」の認定を受けておりますので、寄付金や維持会費(維持資金寄付金)については一定の免税措置が受けられます。 詳細は「免税措置について」をご確認ください。

趣意書

「ウクライナの青少年への緊急人道支援」募金 趣意書

寄付の実施はこちら

寄付をする

支援チーフリングの販売について

ボーイスカウトエンタープライズが、その売上の全額を寄付するチャリティーチーフリングを発売します。 これは、もともと18NSJの記念品として発売する予定でしたが、チャリティーグッズとして、販売額の全てを人道支援に充てることになりました。 ボーイスカウトエンタープライズ特設サイト 申し込みが予定数に達し、目標の100万円を達成することができました。 皆さまのご協力ありがとうございました。

団で募金などを実施する場合

街頭募金など社会から篤志をつのる際には下記ガイドラインを熟読の上、趣意書も用いて、実施してください。 送付先として、以下のサイトをご紹介します。 これらのサイトから寄付をする場合、日本連盟へもご報告ください。 国内全体での支援総額を割り出すために参照します。 なお、新型コロナウィルス感染症はいまだ猛威をふるい続けています。 そのことを十分に考慮し、街頭募金活動を行う場合には感染防止対策に十分留意するように心がけてください。

各種寄付受付先

日本赤十字ピースウィンズ・ジャパン国連UNHCR協会

趣意書

「ウクライナの青少年への人道支援」募金 趣意書(PDF)

募金活動ガイドライン

募金活動実施の際のガイドライン(PDF)

募金実施報告

募金実施報告フォーム

スカウトたちに対して

実際に起きている「戦争」のすがたを日々、目の当たりにすることになり、多くのスカウトの心に影響が出ていることが考えられます。スカウトらの心のケアと、平和や国際協力について考える時間を持ちましょう。以下は、その参考資料です。 How to talk to children about WAR (WOSMのLibrary itemサイトへリンクします) これは、チェコ連盟がスカウト指導者のためのヒントとしてまとめたものですが、教育者・保護者にも役立つものです。 https://www.scout.org/talking-about-war (上記資料の日本語訳)戦争について子供たちと話すときのガイド(PDF) 日本ユニセフ協会 「子どもとの対話のヒント」 世界スカウト機構(WOSM)による、ウクライナ情勢に対する声明 https://www.scout.org/WOSM-statement-Ukraine ウクライナ情勢に対する、各国のスカウトによる緊急対応 (WOSMのWebページへリンクします) https://www.scout.org/Ongoing-Scouts-Emergency-Response-in-Ukraine

難民支援衣料回収プロジェクトについて

ウクライナから国境を超えて避難した人は100万人以上とも言われています。 そのような人たちへ衣料提供を通じて支援するのが「難民支援衣料回収プロジェクト」。 株式会社ユニクロは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR The UN Refugee Agency)と協力して世界中の難民の方々に服を届ける活動を実施してきました。 これにボーイスカウトも協力し、これまでにおよそ10万着の服を回収することができました。 現在、その「春期間」の実施が始まっています。ぜひともご協力ください。 あなたの1着には、世界を変える力があるのです。 ボーイスカウト×ユニクロ 難民支援衣料回収プロジェクト

取組事例の共有

寄付や募金に取り組むだけでなく、「平和について語り合った」「団委員会でこんな話をした」「班長会議でこんな提案が出て、このようなプログラムを実施した」などの意見・経験を共有できればと願います。 皆さんの団での実施例について、下記のフォームよりご投稿ください。 活動事例報告フォーム

ウクライナ連盟について

ウクライナ連盟(National Organization of the Scouts of Ukraine) 所属:ユーラシア地域(アゼルバイジャン、アルメニア、ウクライナ、カザフスタン、ジョージア、タジキスタン、ベラルーシ、モルドバ、ロシアの9カ国) 登録人数:1,417人(第42回世界スカウト会議報告より) ウクライナ連盟は、2007年に設立された比較的新しい連盟です。 日本で開催した第23回世界スカウトジャンボリーにも10人のスカウト・指導者を送っており、多くのスカウトたちと交流しました。 公益財団法人 ボーイスカウト日本連盟事務局 募金担当 TEL 03-6913-6262(代表) アドレス bokin@scout.or.jp

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