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<機関誌「SCOUTING」2023年1月号の記事を本サイトにも掲載しております。内容は機関誌発行当時のものです。>

2022年11月26日(土)、東京・明治神宮会館にてボーイスカウト日本連盟創立100周年記念式典が無事執り行われた。天皇皇后両陛下に御臨席賜り、これまで幾多の先人の業績を顧み、その経験と教訓を現代に活かし、スカウト運動がより良い世界を創造することを目指すことへの決意を新たにした。そして、現代へと続くスカウト運動の発展に感謝し、その道のりに思いを馳せる一日となった。

ボーイスカウト日本連盟創立100周年記念式典
100周年記念式典実行委員長 佐野 友保 11月26日(土)明治神宮会館にて、ボーイスカウト日本連盟創立100 周年記念式典が天皇皇后両陛下の御臨席のもと執り行われました。ボーイスカウト日本連盟としては50周年式典への昭和天皇の御臨席や60周年式典への当時の皇太子同妃両殿下(現、上皇上皇后両陛下)の御臨席、75周年、90周年式典への当時の皇太子殿下(現、天皇陛下)の御臨席に続く栄誉となりました。 100周年記念式典は式典とレセプションからなる二部構成とし、式典の会場は50周年記念式典と同様に明治神宮会館をお借りすることができ、レセプションは明治記念館で実施することとしました。責任者として式典の部会長に神奈川連盟の藤本理事長(任命時)、レセプションの部会長に東京連盟の白川理事長にお願いしました。部会の編成・予算・計画・実施内容については藤本・白川両部会長に一任しました。 お二人をはじめ部会設立から共に実行いただいた部会員の皆さん、そして式典運営の企画を含め当日の奉仕をいただいた100人を超える関東ブロックのローバースカウトには心より感謝する次第です。式典当日の神宮の森はどんよりとした雨模様で時折小雨も降る中、早朝より関係指導者やローバースカウトたちの準備が前日に続いて進められました。 2年近くにわたる準備の熱意が通じ、受付が始まる頃には明るくなり、天皇皇后両陛下が会場にお着きになる頃には、日輪が差し込む天気となりました。約500人の全国のスカウト関係者と来賓、日本連盟役員を迎え、厳重な警備のもと、旧知のメンバーの再会を喜ぶ和やかな雰囲気の中で、広報委員会制作の記念映像の投影が12時40分に開始されました。両陛下御着席の後、御手洗総裁の式辞で始まり、天皇陛下のおことばを賜りました。 岸田内閣総理大臣、永岡文部科学大臣、塩谷ボーイスカウト振興国会議員連盟副会長・事務総長よりご祝辞をいただいた後、岸田内閣総理大臣に永年の当運動へのご支援に対して日本連盟の最高功労章である「きじ章」を贈呈いたしました。また、100周年記念特別表彰を一般財団法人セブン- イレブン記念財団様に行いました。当財団様には「スカウトの日」の環境問題への取り組みに賛同いただき、1994年より30年近くにわたり本事業に総額3憶円を超える助成をいただいております。 続いて、私より創立100周年記念事業を紹介させていただきました。スカウトを代表して、東京連盟松原大輝ボーイスカウト、埼玉県連盟塚本遥香ベンチャースカウト、千葉県連盟皆川真宏ベンチャースカウトが今後の運動への決意の言葉を宣言しました。3人のスカウトには両陛下の御退出時に御声掛けいただきました。 最後に、100周年記念ソング「ボーイスカウト〜いま 高き峰へ〜」を聞いていただき、締めとして村田総コミッショナーの弥栄にて式典を予定どおり終了しました。両陛下御退席後、休憩をはさみ、「100周年を迎えて~ 日本における今後のスカウト運動~」を演題として村田総コミッショナーより記念講演を行っていただきました。今後の活動の指針といたしましょう。 コロナウイルス感染症の拡大に一喜一憂する中、実行委員会のメンバーはもとより関係者のご理解のもと100周年記念式典が開催できましたことに心より感謝を申し上げます。

ボーイスカウト日本連盟機関誌「SCOUTING」2023年1月号にも掲載している内容です

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