<機関誌「SCOUTING」2023年1月号の記事を本サイトにも掲載しております。内容は機関誌発行当時のものです。>
11月1日にスタートした写真コンテスト。第50回を迎える今年、新たな審査員をお迎えました。ボーイスカウトの活動する姿を映した写真を、プロの視点で選んでいただきます。
自然・風土・旅をテーマとして国内外の撮影をしている自然派写真家。中でも日本の島々の取材を長年続ける。1980年代からは小笠原の魅力にはまり、今なお熱が冷めることなく撮影を続けている。
日本写真家協会(JPS)会員
新聞社のカメラマンを経てフリー。2013年度キヤノンカレンダー作家。第64回日本カレンダー展にて日本印刷産業連合会会長賞受賞。雑誌への執筆や各種フォトコンテストの審査員を多数務める。
日本写真家協会(JPS)会員
日経ナショナル ジオグラフィック書籍編集長。1992年、早稲田大学第一文学部卒。金融系専門誌、IT専門誌およびWebメディアの編集者を経て、2012年に日経ナショナル ジオグラフィックに出向。2015年より現職。太極拳の指導員。
https://scout.or.jp/member/50thphotocontest/
写真を撮るときに、普通に立ったまま、カメラもしくはスマートフォンを構えていませんか? 人の目を引く印象的な写真を撮るヒントとして、著名プロフォトグラファーのブライアン・ピーターソンさんは「通常の目線とは違う視点から世界を見ること」とアドバイスを送ります。高いところに登って見下ろしてみたり、しゃがみ込んで下からあおってみたり、思いっきり近づいてみたり……。例えば、ビルの窓から下を見ると、道を歩いていたときには分からなかった木々の美しい影に気づくことがあります。それまで当たり前のように見えていた風景が新鮮なものに一変、「被写体に潜んでいる線や質感がよりはっきりと浮かび上がってくる」とピーターソンさん。非日常感あふれる、印象的な写真になります。
シャッターを1回切って満足するのではなく、角度や距離を変えて何枚も撮ってみましょう。みんなが驚くような「珠玉の1枚」が映っていることでしょう。
著者:ブライアン・ピーターソン
定価:2,700 円+ 税
発行:日経ナショナル ジオグラフィック
ボーイスカウト日本連盟機関誌「SCOUTING」2023年1月号にも掲載している内容です