文字サイズ

<機関誌「SCOUTING」2022年9月号の記事を本サイトにも掲載しております。内容は機関誌発行当時のものです。>
「体験活動推進元年」
―この機会を活かして!
今年度は「体験活動推進元年」
令和4年2月に文部科学省が公表した「教育進化のための改革ビジョン」に基づき、子どもたちの「リアルな体験」機会の充実を全国規模で推進するため、6月に末松文部科学大臣(当時)が「子供の体験活動推進宣言」を発表されました。また、このような流れの中、末松大臣からは「令和4年度は体験活動推進元年とする」との提唱もありました。新型コロナウイルスの蔓延が長引くことによって、青少年の健全な発育・発達への影響、その懸念がより広がっている中、「リアルな体験」の機会を充実させることは、「行うことによって学ぶ」ボーイスカウトの使命である一方、運動としては、大きな追い風となるものです。

「体験の風をおこそう」への参加で認知拡大を
独立行政法人国立青少年教育振興機構などが中心となって推し進めている「体験の風をおこそう」という取り組み(https://taikennokaze.jp/)に応じられた団も多いのではないでしょうか。10月が「体験の風をおこそう」の推進月間です。この取り組みに団体として登録することで、皆さんの団が行う事業のPRのチャンスが得られます。「体験の風をおこそう」Webサイトで事業を紹介できるほか、のぼり旗をいただけます。私たちの中にはすでに団や地区で登録されて活用されているところもあります。未登録の皆さんはぜひ利用してみてください。  
子どもの頃の「体験」の効果は
また、このページには体験活動の効果についても紹介されています。中には、「子どもの頃にままごとやヒーロー遊びをした経験と、大人になった今、電車やバスで席を譲ろうと思うかどうかの関係」など、興味深い調査結果も含まれています。これらの内容などには私たちの普段の活動にも通じるものもあります。ボーイスカウト運動の効果を積極的にアピールするためにも使うことができるのではないでしょうか。ぜひ、活用してみてください。
令和4年はきっかけの年に
なお、今年が「体験活動推進元年」となっただけでなく、令和6年度までの3年間が「体験活動推進充填改革3か年」と位置づけられて、青少年の体験機会の増加を推し進めようとなりました。今年度だけでなく来年度以降もさらに、ボーイスカウト運動への参加の機会を地域の青少年により多く提供できるよう、工夫を凝らしていきましょう。   「体験の風をおこそう」Webサイト https://taikennokaze.jp/

 

ボーイスカウト日本連盟機関誌「SCOUTING」2022年9月号にも掲載している内容です

<ビーバースカウト カブスカウト ボーイスカウト ベンチャースカウト ローバースカウト 団運営 >の記事