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<機関誌「SCOUTING」2022年9月号の記事を本サイトにも掲載しております。内容は機関誌発行当時のものです。>

愛知・名古屋第101団

2018年から開始したカブスカウト対象の「新チャレンジ章」。これまでに延べ3,100隊37,000人のスカウトが取り組んでいます。今号では、2021年度に新たに提供したプログラムに挑戦したスカウトや指導者の声についてご紹介します。


仮想(デジタル)と現実(リアル)が混ざり合う、今の子どもたちが主役となる社会がやってきます。これからの社会を生きるために必要な術を体験しましょう。

 

展開例

 

  • 道徳(高学年)の教科書から転用し、SNSだけではさまざまな感情が伝わらないことを伝えた。
  • 警察官の保護者を講師にお迎えし、インターネットの基本情報や、ネットによる被害の事例などを聞きました。
  • コロナ禍で活動休止中だったため、パロアルト王からの指令という形でスカウトあてに資料を郵送した。
  • 組集会ではコンピュータに関する本やネット社会に関わる本を借りて、中学校で実際に起きたスマホでのいじめ事件を事例に出し、自分が被害者だったらどう思うか、どうするかを考えてもらった。
  • 学校で配付されているタブレット端末を使う上で、気をつけなければいけないことは何かをスカウトに質問しました。

 

本プログラムのオリジナル細目

10年後のコンピュータの世界に残っているもの、なくなるものを想像してもらいました。

残っているもの マウス/電子黒板/自動運転バス/ハードディスク(頭の中に埋め込まれる?)/お掃除ロボット/ IHガス/動画配信/スマホ/グーグル/パソコン/エアコン/ロボット空飛ぶ車や空中公園ができるかも
なくなるもの 鍵やシャッター( 時間になると勝手にしまる)/マッチングアプリ( 犯罪が多いから)/固定電話/ FAX /掃除機/日めくりカレンダー/ストーブ/テレビ/扇風機

上記のようないろいろなアイデアがでたのち、「君たちの頭の中ある、あったらいいなと思うことは、君たちがカタチにして作っていくんだよ」と、講師がまとめてくれました。

サイバーセキュリティヒーロー宣言
  • 親との約束を作ってしっかり守り、友だちにも教えてあげる。
  • 電波でも人の心は傷つくよ。見えない相手ほど心が輝く言葉を文字で伝えよう!
  • 知らない人とフレンドにならない、悪口を書かない。
  • 「とりのからあげ※」をしっかり守りたい。
  • コンピューターを安全に使用し、相手を傷つけないようにします。
  • 初めてネットでメールを送りました。ドキドキしたけど面白かったです。

※ とりのからあげ:SNSの利用に伴う危険性について小さな子どもにも分かり易く伝えられるような語呂合わせの合言葉・標語を募集した鳥取県のコンテストで選ばれた標語です。

 

指導者の声
  • 子どもたちならではの斬新な発想の発表を聞くことができて楽しかったです。また、トランプの数字あてゲームを通して、パスワードの重要性も学びました。
  • まん延防止期間のためオンラインで実施しました。この新チャレンジ章とあわせてチャレンジ章のコンピュータ博士を取得することも目指しています。
  • 10年後の世界についての子どもたちの発想が豊かで、未来が楽しみになりました。
  • 思ったよりローマ字打ちやインターネットでの調べ方がスムーズでした。パソコン(アイフォンなど)も日常に浸透しているのですね。

 

今後の新たな情報やプログラムのお申込みは、日本連盟Web サイトをご確認ください。
https://www.scout.or.jp/member/challenge-badge/

ボーイスカウト日本連盟機関誌「SCOUTING」2022年9月号にも掲載している内容です

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