2企業や団体とのタイアップによるコラボレーションバッジ
2018年から取り組みを開始したカブスカウト対象「新チャレンジ章」は、これまでに延べ3,100隊37,000人のスカウトが取り組んでいます。今号では、2021年度新たに展開したプログラムの展開例と、それに挑戦したスカウトの声、2022年度の募集スケジュールについてご紹介します。
サイバーセキュリティヒーロー
仮想(デジタル)と現実(リアル)が混ざり合う、今の子どもたちが主役となる社会がやってきます。インターネットには楽しさや便利さもあれば、危険なことや守らないといけないことを理解することが重要です。世界中の子どもたちに「ネットリテラシー」を学ぶためのプログラムを提供するパロアルトネットワークス社とともに、これからの社会を生きるために必要な術を体験しましょう。1. ハンドアウトを用いて(岐阜・岐阜第16団)
ハンドアウトにあるトランプを使ったパスワードのクイズでは、簡単なパスワードでは情報を守りきれないことを学び、ハンドアウトのアクティビティ2では考え方や感じ方は人それぞれ違うため、SNS でも相手を思いやる気持ちが大切なことを学びました。最後に、インターネットの便利な点、危ない点を話し合い発表してスカウトたちはサイバーセキュリティヒーロー宣言。しっかり勉強したスカウトたちは、カッコ良いヒーローになれました。2. 講師を招いて(福岡・福岡第19団)
Web集会後に取り組みました。警察官である保護者を講師に迎えて、「ネットとはなにか?」という基本情報からはじまり、ネットによる被害、怖いお話などを聞きました。また、10年後の未来になくなっているものとして「重たいもの」や「キーボード」など色々な意見が出ました。「君たちの頭の中にある、あったらいいなと思うことは、君たちがつくっていくんだよ」と、講師がまとめてくれました。 ネットは怖いけれど正しく使えば大変便利で、なくてはならないもの。怖さを知っているからこそ対策ができることを知りました。親子で取り組むことができる内容でした。- ネットでのコミュニケーションをとるときにも、他の人を傷つけないようにようにする。
- 人の嫌がることはしない。嫌がる言葉を使わない。
- パスワードは、自分ですぐに思い出すことができて、わかりにくいものにする。
- ゲームでも世界とつながるので気をつける。
- 勝手に友だちの写真を使わない。
20022年度に向けたスケジュール
現在、新たなプログラムの準備を進めています。これまで展開してきたプログラムも含めて、詳細は日本連盟Webサイトに情報を掲載しています。この新チャレンジ章の取り組みも交えながら、2022年度もスカウトに新たな挑戦の機会を提供しましょう。2021年度に新チャレンジ章に取り組んだ皆さまに、活動報告をお願いしています。Webフォームから簡単に行えますので、年度内に取り組みを終えてフォームからご報告ください。 2022年度も同プログラムの実施を予定しています。詳しくは日本連盟 Web サイトおよび機関誌3月号でご案内します。 https://www.scout.or.jp/member/challenge-badge/
ボーイスカウト日本連盟機関誌「SCOUTING」2022年1月号にも掲載している内容です