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信仰奨励
今、私たちにできることを
信仰奨励小委員会 八巻 知子

 令和6年1月1日、能登半島地震の発生により、大変な一年の幕開けとなりました。私が初めて日本スカウトジャンボリーに参加したのが第14回の珠洲での大会でした。地震による被害を見るにつけ、私自身にとっても思い出の場所であり深い悲しみでいっぱいになりました。
全国のスカウトは、被災された皆様に心を通わせ、まずはできることからやろうということで、全国各地で募金活動が行われ、この結束力、行動力はさすがスカウトだな・・・と感じました。

 4月には新年度がスタートして、全国各地で、入隊・上進式において新しい制服に袖を通したスカウトが元気よく「ちかいの式」をおこない、心新たに活動されていると思います。
 「ちかいの式」では、スカウトが声高らかに「ちかい」をたてますが、指導者の皆さんは「ちかい」の意味をスカウトたちにどのように伝えていますか?
 
一.神(仏)と国とに誠を尽くしおきてを守ります
・誠とは、「言 + 成」となり、「言ったことを成す」すなわち「有言実行」となる
・神(仏)と国に対して、おきてを守るということが「有言実行」になる
  
一.「いつも他の人々をたすけます」
・知識や技能を身につけ、身につけたものを用いて、他の人々の役に立つことを行う
・神(仏)さまの願われていることである
  
一.「からだを強くし心をすこやかに徳を養います」
・体を強く心を健全にすること
 このことは、善いことを行う心をつくることに繋がり、感じの良い人にも繋がっていく

活動の中で、繰り返し伝えていくことも良いでしょう。
創始者ベーデン-パウエルは、「人へのつとめを行うとは、思いやりをもって人の役に立つこと」と言われています。
先にも書きましたが、その時々に応じて自分たちにできることが身の回りにたくさんあります。
これからもスカウト活動を通じて、「私たちにできること」をみんなで考え、取り組んでいきましょう。

 

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