夏季の諸活動に向けて
日本連盟コミッショナーより夏季の諸活動に向けての呼びかけが全国の都道府県連盟を通じて発信されました。安全について留意すべき事項
- スカウトの年齢、知識、技能、体力に適合した、余裕のある計画をもってプログラムの実施にあたり、必ず、安全管理者を置いて、活動中における安全に関して常に十分な配慮をすること。特に、水のプログラム(川遊び、水泳等)を実施する際には、実施場所の事前及び直前の調査、十分な指導・監視及び水難救助の態勢を整えること。この態勢が整わない時は、水のプログラム(川遊び、水泳等)を実施しないこと。
- 室内、野外を問わず、スカウト活動における安全管理の原則を忠実に守ること。また、実施にあたり計画書を作成し、安全に関する各レベルで指導者の担当を明確にするとともに、相互に連携を密にすること。併せて、保険の加入について、今一度確認をしておくこと。
- 野外活動の場所・気象条件等の環境の事前調査、及び用具・資材等安全確認と万全の準備、 並びにスカウトや指導者に対して安全に関する必要な知識や技能の事前研修や準備訓練を確実に行うこと。また、これらの実施記録は必ず残すこと。
- 指導者は、行事やプログラム活動中は、自己の健康管理を責任もって行い、スカウトの指導や対応にあたって判断に誤りがないようにすること。時に、プログラムの実施にあたっては、状況に応じてその活動を中止する勇気と決断を下す責任があることを肝に銘じること。
- 指導者・スカウトともに、厳に「慣れ」を戒めること。これまで事故に至らなかったが、幸いにして、ことなきを得たことも多いと思われる。この ことが、これからも事故がないとの絶対的な保証にはならないことを銘記すること。
- 平成23年3月11日の東京電力福島第一原子力発電所事故の発生で、周辺環境から通常より高い濃度の放射能性物質が検出されています。屋外での活動は、各自治体及び文部科学省の関連情報を充分に把握・考慮し、活動内容を検討すること。
- 以下のような資料を参考にして、安全管理態勢を確立すること。
(1)「ボーイスカウト安全入門」、「救急法」、「コミッショナーハンドブック」、「団の運営と団委員会(第8章:スカウト活動と保険)」
(2)日本ジャンボリー・ベンチャースカウト大会等の安全管理ハンドブック
(3)指導者訓練コースにおける安全管理ハンドブック
(4)スカウティング誌(発行年/月号、タイトル)
- H11/6 事故に学ぶ
- H17/5 夏の野外で食べる!食品衛生の再確認
- H22/ 5 今、改めて薪を燃やす
- H23/ 5 傷害共済事故分析結果にみる傷病の傾向
- H23/ 7 15NJナタの事故に関するアンケート結果(概要)
- H23/ 9 減少しない指導者の事故
- H23/11指導者自身の安全の確保を
- H24/ 1 冬季の事故
- H24/ 3 事故ゼロの目標に向けて
- H24/ 5 そなえよつねに保険事故データの分析
- H24/ 7 保険申請に見る夏季活動中の事故事例