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2023年度は世界スカウトジャンボリーや日韓スカウト交換計画など大きな行事もあり、全国各地より多くの応募がありました。入賞作品を榊原委員・古市委員・尾崎委員のコメントとともにご紹介します。


※撮影者の所属等は応募時のものです。
※タイトル、撮影者コメントは応募時の表記のまま掲載しています。
※プライバシー保護のため、一部を加工しています。

 

全国ボーイスカウト写真コンテストでは毎年、キヤノン株式会社に賞品提供のご協力をいただいています。

 

少年少女の部(中学校以下)

【応募総数205点】

「無名戦士に敬礼!」
向山 京佑 神奈川・横浜第95 団 カブスカウト


こどもの国とボーイスカウトに縁があることを知りました。
現場に行ってボーイスカウトの歴史などを学ぶことで自然とこのポーズが出てくる、その姿にボーイスカウト精神が出ているなと感じました。さりげない視点で寄りもせず引きもせず丁度よい距離感で撮れています。ボーイスカウトならではの感じが出ていていいなと思いました。
 
 
 

「思い出の一まい」
藤井 櫻子 神奈川・川崎第43団 カブスカウト
ボーイスカウトが大好き!と思っている笑顔をとりました。
画面からはみ出すように笑顔を撮っているのが良い。はじける笑顔とはまさにこのこと。楽しい雰囲気から写真を撮る人と撮られる人の信頼関係が伝わってきました。
 
 

「えだまめの中からこんにちは」
岡本 実央梨 兵庫・尼崎第7団 カブスカウト

ハンモックが緑で枝豆のように見えていてハンモックから少し出ているからタイトルを「えだまめの中からこんにちは」にしました。
色が目を引く写真ですね。ハンモックを枝豆と見立てた発想が良い。作品として成立しており、全体の構図や枝豆に見立てたところに物語性を感じました。
 
 
 

「ロープ技能を身に着けよう」
金井 仁花 東京・太田第17団 カブスカウト
 
 
 

「太い木をがんばって切っている人」
中村 隆 神奈川・鎌倉第2団 カブスカウト

 
 
 

「みんな仲良し」
辻󠄀村 享一郎 神奈川・鎌倉第2団 カブスカウト

 
 
 

「たけのことったど~!!」
久保 亮我 宮崎・都城第1団 カブスカウト

 
 
 

「NAKAMA!」
石川 綾華 兵庫・西宮第1団 ベンチャースカウト
 
 
 
 

「カメラに向かってバッシャーン!」
桑田 唯知花 兵庫・加東第5団 カブスカウト

 
 
 
 

「今年から妹もビーバー仲間入り!」
酒井 大輝 静岡・大仁第1団 カブスカウト


 

青年成人の部(高校生以上)

【応募総131数点】

最優秀
「真剣勝負」
氷室 暁麻 神奈川・川崎第53団 ビーバー隊副長

自然の中、手作りのパチンコ台で真剣勝負をする兄弟。成長してもこのままわんぱくで仲睦まじくあり続けてほしいです。
すごくきれいな光の中でこの子達を写すのに最も適した場所でカメラを構えて撮っています。森の中のきれいな空気まで感じられ、写っている子達もカメラを全く意識していない。その時の情景がそのまんま出ています。この場にいるような気分にさせてくれる写真。
 
 
 

「そのノリ、大人が忘れたもの」
岡田 陽子 和歌山・橋本第2団カブ隊 保護者

隊長から解散の合図を聞くやいなや、スカウト達はそのまま隣に流れる小川へ直行です。濡れることを心配してしまう大人ですが、そんなの関係ねぇ!そこには大人から見れば羨ましさを感じる素直さがありました。
水遊びしている声が聞こえてくるようです。動きのある画面で一緒にやってみたいと引き込まれる写真ですね。前が明るく後が暗い対比が出ていて、冷たい水の気持ち良さを表現できています。
 
 
 

「SHOW ~笑~」
刺田 昂太 愛媛・砥部第1団 ベンチャースカウト

25WSJの開会式に行く道中で撮った1枚!みんなの4年に1度のSHOWに向け、昂る気持ちが顔に出ているベストショットです!
まさにみんなの一体感が出ていますね。太陽に負けないくらいの素敵な笑顔。この時この瞬間でしか撮れない写真ですん。自撮(じどり)独特の水平線が斜めの感じがまた良い相乗効果を出していますね。
 
 
 

「うまくとれたかな」
奥野 靖隆 神奈川・川崎第43団 カブ隊副長

 
 

「初夏の日差しに包まれて」
氷室 暁麻 神奈川・川崎第53団 ビーバー隊副長

 
 
 
 

「焼き芋、最高!」
今木 麻理子 神奈川・横浜第130団 ビーバー隊隊長

 
 
 

「目指せ「自転車博士」」
大場 憲子 神奈川・伊勢原第2団 カブ隊保護者

 
 

「Teaching KENDAMA」
富澤 昇太 兵庫・西宮第21団 ローバースカウト
 
 
 

「やさしさが必ず届く赤い羽根」
苦瓜 一夫 兵庫・姫路第6団 団委員長
 

 
 

「立山登頂目指す朝」
兼松 恵美 奈良・奈良第17団 カブ隊デンリーダー

 

【新設】オンラインの部

【応募総数194点】

昨年より開催致しましたオンラインの部には194点もの投稿をいただきました。期間中に投稿いただいた作品の中から、広報委員会で選考し上位8作品が入賞しました。

「繋ぐ。29年目の黙祷の会にて」
川端 かおり 兵庫・神戸第54団 団委員


阪神淡路大震災黙祷の会の運営を地区の防災福祉コミュニティーから神戸第54団が引き継いで5年目。今年もボーイ隊員が用意した燭台にたくさんの光が灯りました。

 

 

 

「1番になるで!~自作台車レース~」
米田 美紗 兵庫・神戸第54団 保護者

カブ隊ビーバー隊の交流会、6組対抗台車レース。破壊しながらも完走する組、役割の作戦を立てながら最後ははちゃめちゃになる組、ファインプレーありの組あり!とにかく楽しい交流会になりました。

 

 

梅の実に届け
阿部 瞳 宮城・名取第1団 カブ隊副長

 

「ぼくもスカウト」
山岡 舞 東京・太田第3団

 
 
 

「焼き芋、オリエンテーリング」
鈴木 勝 愛知・常滑第4団 ボーイスカウト隊副長

 
 

「我が隊のピカソ」
兼松 義明 奈良・奈良第17団 カブ隊隊長
 

 
 
 

「バッタのオリンピック!」
伊藤 茂 大阪・大阪第71団 団委員長
 
 
 
 

「カブスカウトに襲われるベンチャースカウト」
浅野 義夫 京都・京都第92団

 

 

 

審査委員の紹介

総評として

ボーイスカウトならではの感じが出ていて、その時・その瞬間でしか撮れないというところが良かったです。特に、楽しさの伝わる写真が多かったです。また、写真を撮る人と撮られる人の距離感が良いですね。
コンテストに向けてよりも「自分達の活動楽しいんだよね!」が伝わる佐信はどうやって撮るのだろうと考えると撮り方が変わってくると思いました。

榊原 透雄
(さかきばら ゆきお)

自然・風土・旅をテーマとして国内外の撮影をしている自然派写真家。中でも日本の島々の取材を長年続ける。1980年代からは小笠原の魅力にはまり、今なお熱が冷めることなく撮影を続けている。
日本写真家協会(JPS)会員

古市 智之
(ふるいち ともゆき)

新聞社のカメラマンを経てフリー。2013年度キヤノンカレンダー作家。第64回日本カレンダー展にて日本印刷産業連合会会長賞受賞。雑誌への執筆や各種フォトコンテストの審査員を多数務める。
日本写真家協会(JPS)会員

尾崎 憲和
(おざき のりかず)

日経ナショナル ジオグラフィック書籍編集長。1992年、早稲田大学第一文学部卒。金融系専門誌、IT専門誌およびWebメディアの編集者を経て、2012年に日経ナショナルジオグラフィックに出向。2015年より現職。太極拳の指導員。

 

ボーイスカウト日本連盟機関誌「SCOUTING」2023年5月号にも掲載している内容です

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