令和6年1月1日に能登半島地方を震源として発生した巨大地震(推定マグニチュード7.6、最大震度7)は、北陸各県および新潟県に大きな被害をもたらしました。
過去にアグーナリーや2度の日本ジャンボリーの会場となった珠洲市では、死者103人、全壊半壊を含む損壊家屋が13,000棟以上、道路の損壊、電気や上下水道等の社会インフラに甚大な被害を受けました。
これを受けて、ボーイスカウト石川県連盟ではいち早く被災地の支援活動を開始。
2/10には、現地支援本部(珠洲ベース)をりふれっしゅ村鉢ヶ崎に立ち上げました。
ボーイスカウト日本連盟では、この石川県連盟の被災地での活動を支援するため、危機管理委員会に能登半島地震対応タスクチームを設置。
現地状況の確認や、石川県連盟との打合せを重ね、2月末に全国の加盟員に向けて被災地支援ボランティアの募集を開始しました。
3/1には、最初の応募者が珠洲市ボランティアセンターに入り、現地での支援活動を開始。
珠洲ベースに設置されたテント村に宿泊しながら、被災された方から依頼のあった、家屋の片づけや廃棄物の搬出運搬作業に従事しています。
ただ、奥能登という元々アクセスしにくい地理的な条件に加えて、地震の被害が甚大であり、被災された方の個人宅の片づけは遅々として進んでいません。
現時点で60名近い方がボランティアにエントリーされていますが、まだまだ人の手が必要な状況です。
今後、復旧復興のフェーズが進めば、被災地のニーズも多岐にわたって変化していきます。
元の能登半島に戻るためには長い時間が必要ですが、引き続き、被災地を忘れることなく、被災された方に寄添った支援を続けていきましょう。
4月以降、新たな活動ベースでボランティア募集を継続していきます。
ジャンボリーの地に恩返しを。
みなさんの想いを力に変えましょう。
よろしくお願いします。
(危機管理委員会 能登半島地震対応タスクチーム 珠洲ベース担当 牧島宏之)