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24th World Scout Jamboree, © Jean-Pierre POUTEAU 2019

国際デー

国際デーとは、国際機関によって定められた記念日で、特定の事項に対して特に重点的問題解決を全世界の団体や個人に呼びかけるための日とされています。世界にはたくさんの問題があり、昨今ではSDGsの目標も含めて、複雑にからみ合っています。それらの問題を考えるきっかけとして、また、ある特定の話題が世界各地でどれだけ関心を集めているかを測るバロメーターでもあります。国連では、これら記念行事が世界の各地域と各言語で得ている参画の水準に注目しています。世界の課題に気づくこと、そして国内においてスカウト自らが行動するために、まずは「知る」ことから始めてみましょう。

国際防災デー(International Day for Disaster Risk Reduction) 10月13日

世界中の人々が、災害に対して日頃から備えを充実させ、災害の予防や被害を減少させること、そして、直面するリスクを抑えることの重要性について認識をたかめることを目指して、1989年から始まった国連デーの一つです。 日本を含め、世界では突発的に発生した災害により毎年多くの人が、住んでいる地域からの非難を余儀なくされています。その大きな原因の一つが気候変動であり、持続可能な社会の実現に対して悪い影響を及ぼしています。 2015年3月に仙台市で開催された、第3回国連防災世界会議において、国連加盟国により2030年までの国際的な防災指針「仙台防災枠組(Sendai Framework)」が採択されました。7つの目標に焦点をあて、達成に向けたキャンペーンを展開しています。
【もっと詳しく】日本連盟では、全国防災キャラバンを全国のイオンモールの店舗を利用して実施し、地域の家族や子どもたちに比較的身近な防災について考える機会を提供しています。また、技能章の一つである「防災章」では、集中豪雨や土砂災害などの風水害発生時の初動について説明できること、といった近年の気候変動による災害に備えさせることを細目の一つとしています。 SDGsと同様に、国際的な課題を把握しつつ、自分たちの地域に対して何ができるのか、友だちや家族、スカウト仲間と共に考える機会にしてみてはいかがでしょう。

国際青少年デー(International Youth Day) 8月12日

世界の若者・ユース世代が社会のあらゆる分野に参画し、ものごとを推進、意見を反映させることができる社会を目指して、2000年から始まった国連デーの一つです。国連では、ユースを15歳から24歳までと定義しており、その人数は18 億人以上、世界人口の4分の1になります。SDGs の目標達成のためには、ユース自身が積極的にかかわることが重要であることに疑う余地はありません。この国連デーには、毎年テーマが設定されています。今後30年間で世界の人口が20億人増加すると予測されています。地球上の環境と生命を守るために、持続可能な形での食料システムの確保と若者・ユース世代一人ひとりが努力し、そして一丸となって推進し続けることができる仕組みづくりが必要であると認識されています。
【もっと詳しく】日本連盟のユース世代であるベンチャースカウトは、進級制度の中で富士スカウト章を目指す一方、社会における個人の成長を目指し、自主的な活動を行います。また、ローバースカウトは、成人として社会に出ていく年代であることから、社会に対する奉仕活動や研鑽につとめながら、自己探求活動を行っています。 自身の成長と地域社会に対する貢献、これらをバランスよく、かつ率先して取り組んでいくことができるユース世代の活躍は国内外で期待されています。

世界献血者デー(World Blood Donor Day) 6月14日 WHO

世界的な「公衆衛生に関する日」として、5月の世界禁煙デーや12月の世界エイズデーなどとならぶ、世界保健機関(WHO)が推進する取り組みのひとつです。2004年に始まったこの行事は、安全な血液や血液製剤の需要に関する認識を高め、自発的に血液を提供する献血者に感謝することを目的としています。 献血は、人々の命を救う大切な活動です。血液は人工的に作ることができないものなので、善意の献血に頼るしかありません。現在は、昨年(2020年)から続くコロナ禍ということもあり、例年以上に血液が不足しています。 献血は「いのちを救う贈り物」と言われます。自身が献血に協力するほか、献血する人に感謝するとともに、血液製剤を必要とする人々にとって献血がいかに重要かという認識を広めるために、家族や周りの人と献血について話すきっかけにしてみましょう。
【もっと詳しく】ABO式血液型を発見し、ノーベル賞を受賞したカール・ラントシュタイナー博士の誕生日である6月14日を記念日としました。 日本では、献血する人の健康を守るためにさまざまな基準が設けられ、男女とも16歳から献血することができます。安定して血液を供給するために、一日に13,000人分の血液が必要であると言われています。 日本赤十字社では、Webページにおいて全国各地域における献血バスの運行スケジュールを公開しており、希望日時や自分の地域を選択することで、自分のリズムに合わせて献血することが可能です。その他、なぜ献血が必要なのかを初めて献血される方へのページで分かりやすく説明しています。

国際家族デー(International Day of Families) 5月15日

家族は、社会の基本単位であり、できる限り広範な保護と援助が与えられるべきものとして、国際人権規約にて定められています。1993年に国連総会で制定されたこの国際デーは、各国において家族に関する問題についての認識と理解を深め、その問題に取り組む能力を高めるとともに、解決に向けての活動を促すことを目的としています。 家族の形は、この60年間で大きく変わってきました。勉強や働き方、結婚と出産の在り方、多様な性、グローバル化といったことも関連する要因として挙げられます。また、ペットを大切にしている方もいれば、地域全体が互いを気遣い支え合いって生活している方もおられるでしょう。家族は、私たちが生きるために欠かせないものです。スカウト活動に送り出してくれる、また一緒に活動してくれる「家族」に感謝して、一緒に過ごす時間を大切にしましょう。
【もっと詳しく】家族は国や社会により、様々な形態と機能を有しています。現在は家族における男女の平等が求められ、暴力や差別、貧困のない家族が望まれています。 子どもたちが健康に育つためには、家族の愛情とともに、医療や教育をはじめとする基本的な支援も必要です。そのうえで、「家族」は重要な役割を担っており、この国際デーはその認識を高めるための日であります。 国連広報センターでは、さまざまな国際デーに関連してメッセージを発信しています。国際家族デーにあたり国連事務総長のメッセージ(2016年)として、家族について述べています。また、1分程度に短くまとめられた日本語字幕付きのYoutube動画も公開しています。
 

この件に関するお問い合わせ

ボーイスカウト日本連盟事務局 青少年プログラム担当 Email: program@scout.or.jp

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