~新しい日常にむけて~
5月25日、政府は、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言を解除いたしましたが、感染リスクはゼロにはならず、都道府県ごとにも感染状況が異なります。そこで、当連盟では、政府が都道県当局に対応を移行させつつある状況を勘案し、5月31日まで活動自粛として要請してきた内容を「新しい日常にむけて(今後の取り組み)」として見直しました。 つきましては、下記をご確認いただき、ご対応をお願いいたします。 また、今後、各地域(自治体)で対応に関する要請がある場合は、その要請に応えることとします。引き続き、各自治体、地域とも連携した対応をお願いいたします。 2020年6月4日公益財団法人ボーイスカウト日本連盟 理 事 長 岡谷 篤一 日本連盟コミッショナー 福嶋 正己
「新しい日常にむけて(今後の取り組み)」
1. 新型コロナウイルス感染症に対する考え方
① 感染リスクはゼロにならないということを前提として、感染およびその拡大のリスクを可能な限り低減させながら活動を行う。 ② 「3つの密」を避ける、基本的な感染対策を行う「新しい生活様式」に対応する。 ③ スカウト・指導者の家庭と連携する。 ④ 感染者や濃厚接触者への差別・偏見・いじめ・誹謗中傷などを防止する。2. 各県連盟・地域ごとの活動の基準(方針)
① 「スカウト活動における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」の内容を確認してください。 ② 県連盟により活動の基準(方針)を定め、各団での活動再開が行われるよう要請をしていますが、都道府県内での活動の実施の可否やあり方は、スカウト、指導者などの生活圏における感染症のまん延状況により判断することが重要です。 ③ この判断を行ううえで、各地域の感染状況は、自治体等の発信を随時確認するとともに、地域の「学校」での対応を判断の参考としてください。 ④ とくに学校では、「分散登校」段階を終え、「短縮授業」に移行し、「部活動」などの実施可否状況が、スカウト活動を行ううえでの大きな目安となると思われます。 ⑤ ガイドラインでも文部科学省の資料を紹介していますが、県教育委員会、各市町村では、学校の再開について通常登校までを段階的に移行する計画です。ただし、この計画は、地域の状況により、同一県内などでも市町村によって異なります。 ⑥ 各教育委員会への問い合わせ等、市町村に複数団がある場合など、各団からの直接の問い合わせでなく、県連盟(地区)などでご対応いただき、周知いただくなどご配慮ください。3. 「新しい生活様式」の徹底による活動
① 「新しい生活様式」におけるスカウト活動については、野外(屋外)において、感染につながる可能性が高い「3つの密」をすべて避ける活動内容での実施をお願いします。(①密閉空間、②密集場所、③密接した会話) ② 感染リスクが高い活動として、キャンプなどの宿泊を伴う活動については、野外活動であっても参加者相互が長時間にわたり接触することになりますので、夏季までは行なわないでください。 なお、夏季とは、通常の「夏休み期間中」までを想定し、8月末を目安としますが、今後、延長する可能性はあります。 ③ 活動毎の想定と対応例について、ガイドライン(ホームページで公開)に掲載していますが、今後も内容を更新し、提供していきます。 ④ 各団からは、スカウトの保護者へ、コロナウイルス感染拡大防止のためのスカウト活動における対応を説明いただくとともに、各ご家庭での普段の生活の重要性もご理解いただくなどの連携をしてください。 ⑤ 新型コロナウイルス影響下で新しい日常が定着する中、感染者や濃厚接触者への差別・偏見・いじめ・誹謗中傷などが危惧されています。学校でも「3つの感染症」とした注意喚起など指導されています。これについては、以下のURLに詳しいの情報がありますのでご参照ください。 「3つの感染症」日本赤十字社以上
この件に関するお問い合わせ:教育開発部 e-mail:komi@scout.or.jp