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10月5日(土)に東京・明治記念館にて、2024年5月1日にご逝去されました奥島孝康総長の「お別れの会」を執り行いました。

お別れの会

実施日: 2024年10月5日(土)
場 所: 東京 明治記念館 蓬莱の間


日本連盟では、奥島総長がご逝去された5月に開催した日本連盟全国大会にて参加の皆様とお別れの時間を持ちましたが、改めまして、御手洗冨士夫総裁を始めとした多くの方にご参列いただき、お別れの会を執り行いました。

冒頭、連盟歌斉唱があり、その後、司会の磯山友幸理事より奥島総長のボーイスカウトでの略歴の紹介があり、黙とうを捧げました。

お別れの言葉として、日本連盟を代表して水野正人理事長、奥島総長の理事長時代に専務理事として支えた佐野友保顧問、東京連盟の連盟長としての思い出を真山明夫東京連盟理事長よりお話いただきました。

スカウトソングが好きだった奥島総長を偲び、参列者全員で「永遠のスカウト」を合唱し、続いて献花を行いました。

全員の献花後、式にご参加いただきましたご家族(奥様)のご紹介、ご挨拶をいただき、閉式となりました。

式の終了に伴い、「奥島総長が私たちに残したメッセージ」として、スカウティング誌に寄稿された内容をまとめた動画が上映されました。

主なスカウト歴

【愛媛県連盟】

  • 1952(S27)年 4月  宇和島第1隊 入隊

【東京連盟】

  • 1959(S34)年 4月  東京第149団(新宿第2団・早稲田大学RS)入団
  • 2006(H18)年 5月  東京連盟 連盟長
  • 2007(H19)年 6月  東京連盟維持財団 理事

【栃木県連盟】

  • 2017(H29)年 5月  小山第6団(白鴎大学RS)団委員長

【財団法人 日本連盟】

  • 2001(H13)年 6月  日本連盟 理事

【公益財団 日本連盟】

  • 2010(H22)年 4月  日本連盟 理事長
  • 2010(H22)年 8月  第15回日本ジャンボリー 大会長
  • 2011(H23)年12月  ボーイスカウトエンタープライズ 理事長
  • 2012(H24)年 8月  第11回日本アグーナリー 大会長
  • 2013(H25)年 7月  第16回日本ジャンボリー 大会長
  • 2015(H27)年 7月  第23回世界スカウトジャンボリー 大会長
  • 2016(H28)年 8月  第12回日本アグーナリー 大会長
  • 2018(H30)年 8月  第17回日本スカウトジャンボリー 大会長
  • 2020(R  2)年 5月  日本連盟 総長

【主な受章】

  • 2015(H27)年10月  日本連盟「スカウティング褒章」受章
  • 2016(H28)年 5月  日本連盟功労章「きじ章」受章

奥島孝康総長からのメッセージ「人生の岐路に立つ君へ~Rovering to Success」

進学や就職など様々な転機が訪れる高校3年生年代のスカウトへ、卒業の時期に総長から送付されたメッセージをご紹介します。

三指
1 8 歳を迎え、 君はもはや日本の新制度でいう「成人」となった。 それぞれが就職や進学の “ 人生の岐路 ” に立っていることと思う。 地元で故郷のために頑張る人や、 地元を離れてさらに飛躍のために勉強に励む人もいるだろう。 期待と不安の中で迷いもあるだろうが、 どうかスカウティングで培った自分自身の力を信じ、 前を向いて頑張ってほしい。

スカウトのちかいとおきては、 これからも君たちの人生の指針となるものだ。 我々は共に仲間であって、 より良き社会人となるためにスカウティングに励んできた。 楽しいことばかりでなく、 苦しいことや辛いこともあったと思う。 いろんな思い出を胸にさらなる高みを目指してほしい。

スカウト運動は日本中、 世界中に広がっている。 君たちには、 ロー バースカウトの世界が待っている。 ロー バースカウトは、 1 8 歳以上の青年のためのプログラムだ。 人生という長い航海をどう生きるのか学ぶ貴重な機会となるだろう。 地域で様々な人と協働し指導者になるのもいいだろう。 進学先の学校や地域で新しい冒険と社会貢献に取り組むのもいいだろう。 ロー バースカウトには海外に向けて日本連盟を代表する多くの海外派遣団だって用意されている。 君たちの先輩になる宇宙飛行士の野口聡ーさんは、 ある インタビュ ーでこの運動で社会人として生きていくためには「規律と責任が必要だと心に刻んだ」と言っている。 是非、 この言葉の意味を噛みしめて欲しい。
君たちが新しいステー ジでさらに活躍できるよう公益財団法人ボー イスカウト日本連盟はそのサポートをしていきたい。 特に、 親元を離れて進学や就職をするスカウトは、新しい生活への期待と不安でいっぱいのことだと思う。新しい場所でもスカウティングに関わって欲しいことはもちろん、 たった一人で見知らぬ土地で生活を始めるにあたって、同じ制服を着ている仲間と知り合うことができれば、不安は拭い去ることもできるし、そこでの生活はより豊かなものになると思う。
引き続き地元で生活をするスカウトも、 地元を離れるスカウトも、 新しいステー ジでもスカウティングにしっかりと向き合って欲しい。 君たちが、 幸福な人生を歩むことができるよう祈っている。

弥栄

 

 

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