指導者の皆様へ
平素はスカウト活動にご尽力賜りありがとうございます。 現在、冬季に入り、再び新型コロナウイルスが猛威を奮い、各地で感染が拡大している状況です。 このような状況を踏まえ、当連盟では、改めて「新型コロナウイルス感染への対応について(注意喚起)」を全県連盟に通知するとともに、「スカウト活動における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を更新いたしました。 指導者の皆様には、冬季の活動にあたっては、日本連盟および各県連盟での方針、地域の状況をご確認いただき、下記の「活動における配慮事項」、「感染拡大予防対策」、「冬季活動特有の安全対策」ならびに「セーフ・フロム・ハーム登録前研修の受講」にお取り組みいただき、冬季の諸活動が安心安全に行われますようご指導をお願いします。 Scouting Never Stops!の合言葉のもと、より良い世界を創るために、いつの日も歩みを止めることなく、これからも前へ進んでいきましょう。 2020年12月11日公益財団法人ボーイスカウト日本連盟 日本連盟コミッショナー 福嶋 正己
活動における配慮事項
1.地域の感染拡大状況を注視し、スカウトたちの安全を第一に考えた活動を行う。 2.活動内容の変更や延期、中止を視野に入れ、地域社会における感染拡大のリスクを高めないように努める。 3.関係者全員(スカウト、指導者、ご家庭など)が、「新しい生活様式」の徹底に努める。 4.感染者およびその家族等への差別・偏見・誹謗中傷などが生じないよう十分にサポートする。感染拡大予防対策
1.3つの密(密閉・密集・密接)を避ける。 2.感染リスクが高まる「5つの場面」での注意。 ①懇親会、②大人数や長時間におよぶ飲食、③マスクなしでの会話、④狭い空間での共同生活、⑤居場所の切り替わりなどの場面 3.マスクの着用や手指消毒やうがい、換気や備品等の消毒、検温などの実施。 ※冬季においては、空気が乾燥し飛沫が飛びやすくなることや季節性インフルエンザが流行する時期でもあることから、感染症対策を一層心がける。冬季活動特有の安全対策
冬季は、スキー、スノーボード、スケートなどのウィンタースポーツ、雪中キャンプや雪中ハイキング等、冬の自然が感じられる活動や冬ならではの様々な活動が展開されますが、気象条件や環境の変化が厳しいことから、通常時の安全対策に加え、冬季に応じた対策を念入りに行い、活動計画の折には、事前準備を十分行い、実施中は状況に応じた具体的な指示・指導を徹底し安全確保に努め、万が一事故発生の際は迅速で的確な対応がとれるよう取り組みます。〇スキー、スノーボード、スケートの活動時における安全対策、ノロウイルス等の食中毒の予防、登山・ハイキングでの安全対策、天候チェック、公共マナーの遵守等、過去の日本連盟コミッショナー通達は日本連盟ホームページに掲載されております。また、スカウティング誌に掲載している「野外活動のための安心・安全講座」をとりまとめた冊子もダウンロードが可能です。併せて活用してください。
〇各種書類の提出 活動場所や内容により、県連盟や行政管轄部署等への書類提出が求められています。 ・登山等の活動を実施する場合、登山計画書(登山届)を管轄している警察署等に提出します。 ・活動を県外で行う場合は、隊指導者は団を経由して所属県連盟に県外旅行申請書を提出します。 ・全ての活動において、隊指導者は、実施計画書、安全計画書を必ず事前に作成し団に提出し承認を得ます。セーフ・フロム・ハーム登録前研修の受講
2021年度登録前研修は、全指導者とローバースカウトが対象で、日本連盟ホームページからeラーニングで受講します。インターネット環境が難しい方には同様内容のテキスト版がありますので、団内指導者のご支援を得て取り組みます。本研修は、今回から新規登録者用(初めて登録前研修を受講する方)と継続登録者用(昨年度受講した方)の2種類の研修を準備しましたので、該当する研修を受講してください。 また、セーフ・フロム・ハーム(思いやりの心を育む教育)のなお一層の理解促進のためにもスカウト向け学習教材を活用していただき、団内における啓発活動をお願いいたします。以上