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日本 和歌山大学にローバースカウト隊 発隊 日本連盟 団支援・組織拡充委員長 木村 寿宏 本年度の事業計画に「大学ローバースカウト隊の発隊促進」を掲げていますが、8月8日に全国で30番目の大学ローバースカウト隊として和歌山第24団(和歌山大学)が誕生しました。当委員会所管の「組織拡充モデル県連盟」に指定した和歌山連盟で、実に35年ぶりの 新団発足です。新団発足のきっかけは、和歌山大学に通う一人のスカウト(他県連盟所属)の「和歌山でも、スカウティングをしたい」という熱い想いでした。スカウトのネットワークでこの情報を入手した県連盟関係者がすぐにそのスカウトと接触し、発団に向けての支援を約束して動き出し、仙石理事長(和歌山連盟)自らが団委員長に、隊長は和歌山地区の山口副コミッショナーを予定するなど、県連盟一丸となって万全の支援体制を組みました。一方で、きっかけを作ったスカウトも6人の友人を誘い、和歌山大学の彦次准教授に育成会長を依頼するなど、熱意をもって発団の準備を重ねてきました。 今回の発団は、仙石理事長の「県内に大学ローバーを発隊させる」という固い信念と、スカウトの「大学の先生や仲間を巻き込む」という素晴らしい行動力がマッチした、まさに好事例といえます。 大学ローバースカウト隊の発隊は、日本連盟として重要な課題のひとつでもあり、県連盟のニーズも高いものと考えています。今後、この好事例を全国で展開できるよう、当委員会としても和歌山連盟の力もお借りしながら推進してまいりたいと考えています。発隊式後、記念キャンプに向かうスカウトの笑顔はとても素敵でした。最後に、この笑顔のために大変なご尽力をいただいた山本連盟長をはじめとする和歌山連盟関係者の皆様には、心より感謝を申し上げます。

ボーイスカウト日本連盟機関誌「SCOUTING」2020年11月号より

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