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東京
64年前のトーテムポールが復活
三鷹第2団 ビーバー隊長 岡田 健治郎

三鷹第2団は、1956年6月、東京都三鷹市牟礼(むれ)の地に生まれました。現在は、ジブリ美術館に近いナザレ修道院の雑木林と、三鷹小鳩幼稚園をお借りして活動しています。60年を超える歴史をいまに伝えるのが、発団した年に作られたトーテムポールです。もともと2体ありましたが、1体は朽ち、もう1体は10年以上倉庫で眠っていました。これをよみがえらせ、団の原点を思い起こすきっかけになればと関係者が立ち上がりました。長く風雨にさらされた結果、設置当初3m以上あった高さは2.4mになり、造形も崩れかけていました。まずは大人たちが砥との粉こを塗って割れ目を補修し、すっかり乾いたところでスカウトたちが10色のペンキで色を塗り直しました。新たに「ボーイスカウト三鷹第2団」の案内標示になる羽をつけ、再び幼稚園の入り口に立てました。復活したトーテムポールは大胆な色合いで、幼稚園の花壇によく映えます。再び末永くスカウトたちを見守ってくれることでしょう。

ボーイスカウト日本連盟機関誌「SCOUTING」2020年9月号より

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