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福島
再び東京五輪を迎える喜び
郡山第3団 団委員長 国馬 善郎

1964年、東京学芸大学世田谷校舎において、東京オリンピック世界青少年キャンプに参加しました。皇太子同妃両殿下(現上皇、上皇后さま)をお迎えし、世界の青少年1,200人のキャンプが開幕。オリンピックの開閉会式や競技参観、都内のパレード、国際文化交流、シンポジウム等、各国スカウト参加者とも楽しく交歓できました。オリンピック開会式当日の朝、スカルノ大統領の命令で大会不参加になったインドネシアの青年男女10人のお別れの司会をしたことや、マラソン裸足の王者といわれたビキラ・アベベ選手(ゴールドメダリスト)をキャンプでお世話したこと、わが故郷福島の円谷幸吉選手が後続の英国ベイジル・ヒートリー選手に抜かれる劇的場面で声援を送ったことなど、すばらしい体験が思い出に残り、スカウト人生において大きな喜びになりました。
今回の東京オリンピックでも、競技の参観が難しくとも、全国各地にて外国のスカウト関係者と接することもあるでしょう。2 度目の東京オリンピックの成功を願い、日本選手団への応援や大会盛り上げの諸行事や奉仕活動にスカウトの協力、支援などで思い出づくりに挑戦しましょう。
編集注:本記事は、東京オリンピックの開催延期決定以前にご投稿いただきました。

ボーイスカウト日本連盟機関誌「SCOUTING」2020年9月号より

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