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スカウト用語集

– あ –

アグーナリー(Agoonoree)

障害をもったスカウトが集まって開くキャンプ大会。第1回の国際大会は1958年(昭和33年)オランダで開催され、アグーン(Agoon)と呼ばれたが、その後この種の大会はアグーナリーと呼ぶようになった。日本では昭和48年名古屋で第1回アグーナリーが開かれ、最近では平成11年に愛媛県松山野外活動センターで第8回日本アグーナリーが開催された。

アワード (Award)英語:

判定、貸与、賞。ボーイスカウト用語としては、修得を目標にして努力してとる必修的な記章(進級記章、技能章、特修章、その他)と対比して、努力目標として設定はされるとしても、他人から成就したことに対し認定されて与えられる賞としてアワードの語が使われている。日本では、ベンチャースカウトやローバースカウトは、段階的な進歩制度ではなく(これを進級制度という)、活動をしたことを認める行き方からアワード・システム(表彰)の検討が行われている。

イエール (Yell) 英語:

叫び声、応援など励ましの掛け声。ボーイスカウト用語としては、祝声や励ましの声援として、公式にきまった言葉がある。例えば、日本では「いやさか」がこれにあたる。外国では、公式のものではなく、さまざまなイエールが使われるのが一般的である。エールと同じ。

イエールマスター(Yell Master)

進行係(司会者)のこと。キャンプファイアーや集会で、中心になってプログラム(歌やゲーム等)の進行や式をする者。

イベント (Event)英語:

出来事、事件、(競技)種目。ボーイスカウト用語では「行事」「催し物」の意味に使われ、キャンプ等の訓練に係わりの深い活動とは区別している(各種大会、協議会、会合、ジャンボリー等)。

インストラクター (Instructor)英語:

教える人、教授者、(米国の大学などの)専任講師。日本では「技能や専門的なことを指示的に教える人」に対してよく使われる。ボーイスカウト用語では、人格を含めた総合的な指導に当たる隊長や副長と区別して技能等の限定的な指導を託された指導者の名称として限定的または一般的に使われている。

ウッドバッジ (Woodbadge) 英語:

(ボーイスカウト用語)直訳すると木製記章となる。創始者べーデン-パウエル卿が1919年にボーイスカウト活動の指導者訓練をイギリスのギルウェルパークという名称の訓練センターで開始したとき、訓練修了者にアフリカの部族から贈られた木製の数珠の首飾りから、数珠2個ずつを革紐で通して贈った。このことから以後、この指導者訓練はウッドバッジ訓練という名称で世界に広まり、今日に至っている。現在は、創始者の当時とは訓練対象や内容が多様になり、大きく変化し、国によつても展開や状況は異なっている。日本では、隊長訓練にこの用語が用いられ、隊長訓練上級コースの修了者にウッドバッジが授与されている。ウッドバッジ訓練修了者には、証明書、特別なネッカチーフ、ネッカチーフ留め(ウォグルという)、それにウッドバッジ(正確には、ウッドバッジ・ビーズ:Woodbadge Beads という)が与えられる。

エクスペディション (Expedition)英語:

探検旅行、遠征。ボーイスカウト教育では、年齢による部門に係わりなく、各種の活動を多彩な用語を使うことによって参加するスカウトたちの興味を盛り上げ、活動の参加目的をイメージさせている。エクスペディションを年少のカブスカウトで使っている国もあるが、日本では概ねベンチャーやローバースカウト部門の高度な探検または冒険旅行に用いている。なお、日本では遠征の語は、征伐を目的にした歴史上の事件を想起させ、国際友情を重んずる運動の趣旨にそぐわないことから、この用語は使わない指導がなされている。

オープンエアライフ (0pen-air Life) 英語:

戸外生活 (Outdoor Life)と同意であるが、もっと広々としたイメージを伴った用語ともいえる。広大な野外での生活という語感が適する。

オリエンテーション (0rientation)英語:

方向付け。初心者に今後の進め方を示すこと、また一般的に会合などで始めて参加する人に、日程や生活運営方針等を説明する時間帯のプログラム名として使われることが多い。

オリエンテーリング (Orienteering)英語:

標識によって道のない原野を走破し、目的地に到着するクロスカントリーレース。

– か –

カブスカウト (Cub Scout)英語:(ボーイスカウト用語)

日本では、小学校2年9月から5年生までの年齢のスカウトのこと。Cubは、狼の仔など動物の仔の意味で、創始者がこの部門のプログラムを草案したときイギリスの小説家キプリングの「ジャングル・ブック」の物語を使って展開したことから始まる。略してカブという。

カンデルステッヒ (Kandersteg) 独語: (地名)

スイスにある国際スカウトセンターのこと。正式名称は、Kandersteg International Scout Centre で、イタリアとの国境シェブロン・トンネルを掘るときにでた岩石で谷を埋め立ててできた土地である。創始者がよく釣りにきて発見し、スイスの富豪の厚意でスカウト運動の所有となり、ヨーロッパ地域が管理をしている。毎夏冬に山岳活動とキャンプが国際的なスタッフによって運営され、日本からも1名程度が採用されて参加している。スタッフ参加希望者は、日本連盟事務局国際部に照会するとよい。

キャンプ (Camp) 英語:

野営による生活、その場所。キャンプ生活や活動を意味することもあるが、それを強く明示するときは「キャンピング (Camping)」の語が使われる。

キャンポリー(Camporee)

キャンプ大会のこと。アメリカのスカウト用語で元来は、キャンプ技能を隊毎に競う大会を意味したが、日本では内容に係わりなく、地区あるいは県連盟・地方の規模で開かれるスカウトのキャンプ大会をいう。

クォーターマスター (Quartermaster) 英語:

補給係、将校(宿舎割り当て、食糧、被服、燃料、運輸などを司る将校)。ボーイスカウト用語では、大会や各種研修で食糧、備品、資材を調達する役のスタッフのこと。日本語では「備品係」と訳され、またQMと略記したりする。

グリーンバー(Green Bar)

上級班長、班長、次長あるいはそのグループのこと。アメリカ連盟では、上級班長章には緑色横線(グリーンバー)が3本、班長章には2本、次長章には1本あるが、このことから名付けられ、日本でも同じく使われている。班長会議のことをグリーンバー会議、その訓練をグリーンバー訓練等に使われる。

クルー (Crew) 英語:

(船や航空機の)乗組員を集合的に意味する。ボーイスカウト用語としては、外国では各部門毎に隊の名称が異なるようにしてあるので、ローバースカウト部門の隊のこと。これは、各部門で隊の運営の仕方が違うことから、それを明確に示すために行われていることであり、ボーイスカウト日本連盟発行「ローバースカウトハンドブック」でもこの考え方を採用し、ローバースカウト隊のことをクルーと呼んでいる。

コミッショナー (Commissioner) 英語:

(政庁が任命した)委員、理事、弁務官。原意は、特定の任務を託されて派遣された役職者。ボーイスカウト用語では、教育面で基準の維持と純正な発展のために県連盟、地区におかれる教育指導面の責任者と、全国レベルでは教育の分野で特定の任務を託された総コミッショナー、国際コミッショナー等がある。

憲章 (Constitution)

憲法。組織の存立の基本を規定したもので、ボーイスカウト運動では、連盟の規約に使われている国もある。なお、ボーイスカウト日本連盟発行「ローバースカウトハンドブック」では、ローバースカウト隊が活動のねらい、方法、管理、隊員の加入、資金などを規定し、その定めの下で自分たち独自の活動を展開していくことを基本においている。この定款を憲章と呼ぶ。

教育規定

ボーイスカウト日本連盟のボーイスカウト教育の目的、原理、方法を基本、組織、プログラム、指導者訓練、服装と記章等にわたって規定したもの。これは、教育規定集として1冊にまとめられ、ボーイスカウト日本連盟から発行されている。

– さ –

シニアースカウト(Senior Scout)英語: (ボーイスカウト用語)

高校生年齢のスカウトのこと。この名称が生まれた当時、ボーイスカウト(Boy Scout)より年長(Senior)のスカウトの意味で使われていたが、ボーイスカウト年齢とシニアースカウト年齢は全く異なったプログラムと指導がとられるべきであるという考え方が広まってきた現在では、シニアーと呼ぶのは適当でないという意見で、高校生年齢のスカウトはベンチャースカウトが使われるようになった。略して、シニアーという。

ジャンボリー(Jamboree)英語:

ボーイスカウトのキャンプ大会で、ひとつの国または地域的・国際的・世界的規模開かれるものをいう。人種・宗教・言語・習慣の違いを越えて、ひろくスカウトの交流と親善を深める。

シンポジウム(Symposium)英語:

一つの主題について多くの人が研究発表や討論をする研究会。ボーイスカウト日本連盟は、ローバースカウト活動の活性化と充実のためローバースカウト自身の手で大会を開催することを決め、1985年と1989年の2回、ローバースカウト・シンポジウムを開催した。

スカウツオウン(Scout’s 0wn)英語: (ボーイスカウト用語)

ボーイスカウト教育における礼拝の一形式で、加盟員が各自の信仰心を高揚するために行うもので、ちかいとおきての実践をより深めることに目的がある。また、これは聖職者の司祭する礼拝ではなく、スカウト、指導者が独自に行うものであるから、礼拝を信仰の義務としている宗派に帰属するスカウト、指導者は、スカウツ・オウンをもってこれに代えてはならない。外国では、イギリスの影響の強いスカウト国でしばしば用いられるが、全世界的なものではない。また、それらの国では、カブではカブズ・オウン、ローバーではローバーズ・オウンといったりする。

スカウティング(Scouting)英語:

Scout から、その活動を Scouting という。(ボーイスカウト用語)スカウト活動のこと。広くスカウト運動と同義に「スカウト運動の組織・運営・教育・指導者訓練等全て」を含んだ意味に使われることもよくある。

スカウト(Scout)英語:

元来、斥候が原義であるが、ボーイスカウト運動の創始者B-Pが斥候術を基盤に「スカウティング・フォア・ボーイズ」を創刊し、運動を起こしたことから、この運動に加盟する者をスカウトと呼ぶようになった。 (ボーイスカウト用語)ボーイスカウト運動の青少年加盟員。当初、ボーイスカウトだけであったものが、ビーバー、カブ、ベンチャー、ローバーと部門が増えたことから、全体を総称するのにスカウトが使われる。また、指導者を含め、運動全体を示すのに「スカウト運動」の如く使われる。

スクワイヤー(Squire)英語:

(イギリスの歴史上の)地主、騎士の従者。ボーイスカウトでは、B-Pは騎士(すなわち、ローバー)を想定し、それに至るまでの過程にある新参者を従者(スクワイヤー)と呼称した。「ローバースカウトハンドブック」では、この伝統的なローバースカウト活動の展開を基本とした「伝統型」にこの用語を採用した。

スポンサー(Sponsor)英語:

保証人、後援者。ボーイスカウト運動は地域社会の有志による育成会が活動経費を提供するなど支援をしている。この育成会をスポンサーと呼ぶ。「ローバースカウトハンドブック」では、ローバースカウトになる決意をする前までの期間(スクワイヤーのとき)に課題や人生の問題等に先輩として指導するよう任命されたローバースカウトのこと。

スローガン(Slogan)英語:

標語、合い言葉。日本のボーイスカウトでは、「日日の善行」がスローガンである。

– た –

ツイニング・プロジェクト(Twinning Project)英語: (ボーイスカウト用語)

2か国平等の立場で企画し、計画をたて、実施するプロジェクト。1970年代からボーイスカウト運動は、開発途上国のさまざまなプロジェクトに世界機構を通じて財政的な援助を行ってきたが、これを一歩進めて1980年代後半から開発途上国1国と先進国1国が「対になる(Twinnig)」ことで、両国のスカウトが交流し、理解を深め、結果的に開発途上国に必要なプロジェクトを合同で達成するようになった。前者が経済援助プログラムであるのに対し、これは教育プログラムである。

デン(Den)英語:

動物の巣や穴。(ボーイスカウト用語)カブ活動でスカウトの組の集会本拠地。そのことから組そのものをもデンという。ローバースカウトの場合も定例の集会場所をローバーデンということがある。

デンコーチ(Den Coach)英語: (ボーイスカウト用語)

以前はカブスカウトの組の指導者にあたるため配置されたボーイスカウトのことをデンチーフと呼んでいたが、現在は規定の改正により、この役務はデンコーチと名称が変わり、同時にボーイスカウトに限らず18歳までの男女がこの役務につけることになった。

デンリーダー(Den Leader)英語: (ボーイスカウト用語)

カブスカウトの組の一つを担当する成人指導者のこと。ただし、指導には直接携わることはなく、活動が安全に円滑に進むように組の世話をするのが任務である。

トレーナー(Trainer)

トレーニングに当たる人、つまり訓練担当者のこと。ボーイスカウト日本連盟トレーニングチームの訓練要員であるリーダートレーナー、副リーダートレーナーのことを省略して呼ぶ場合が多い。

– な –

ニーズ(Needs)英語:

必要なもの(こと)、欲求。一般的に「青少年のニーズ」とか、「訓練ニーズ」というように前に限定する語が付くことにより「青少年の欲求」とか、「訓練により充足されるべきこと」のように使われる。

ネッカチーフ(Neckerchief)英語:

首巻き。ボーイスカウト用語では、首に巻く三角形の布で、胸の上部、首の下でネッカチーフ留めという留具で留める。正式な服装の一部である。

ノット(Knot)英語:

縄結び。

– は –

ハイキング(Hiking)英語: (ボーイスカウト用語)

目的をもって、通常は予め定めたコースで野山(ときには、町の中)を歩くこと。 ハイク(Hike)英語: 徒歩旅行、ハイキングをすること。

ビーバースカウト(Beaver Scout)英語: (ボーイスカウト用語)

ボーイスカウト運動の最年少の部門のスカウト。この部門の教育プログラムは、カナダで始まったが、カナダでは固有の動物であるビーバーをこの部門の呼称に採用した。日本でも、固有の動物の名称を検討したが、過当なものが得られず、ビーバーの名称を用いることになった。 部門・分野 ボーイスカウトの用語としては、ビーバー、カブ、ボーイ、ベンチャー、ローバーの区分を部門といい、プログラム、指導者養成、組織拡張等、運営面の区分を分野とする用語の使い方がある。

ビジル(Vigil)英語:

(徹夜で祈る)祝日の前夜、夜の勤行。イギリスにローバースカウトが存在していたときには、正式にローバースカウトに叙任される前の者が、叙任直前に決心をする神聖な時間およびそのプログラム。

ブラウンシー島(Brownsea Island)

英国の地名で、イギリスの南東部プール湾に浮かぶ小島。ここで1907年にボーイスカウト運動の創始者べーデン-パウエル卿が実験キャンプを行った。

プログラム(Program)英語:

学習計画、計画、予定表。ボーイスカウト用語では、広義・狭義、さまざまな使い方がある。広義では青少年の教育に係わるすべてのこと(組織、教育課程、活動等を含む。例、カブスカウトのプログラム)、狭義では活動のプログラム(例、年間プログラム、隊活動のプログラム等)である。

プロジェクト法(Project Method)

テーマを定め、自学自習する学習法。創意工夫や改善、実験などを繰り返しながら到達する学習法で、単に読書するだけに止まらず、調査し、検討し、実際に行ってみたり、製作してみたり、改善したりというプロセスを経て、修得するので身につきやすい。工事や環境保全等の特別事業に使われることも多いが、これは教育用語とは異なる。

べーデン-バウエル(Baden-Powell)

ボーイスカウト運動の創始者。1857年にイギリスで生まれ、1907年にボーイスカウト運動を始めるまでは軍人として名を成し、陸軍中将で退役。以後、1941年に逝去するまでボーイスカウト運動が世界中に発展するのに献身した。ボーイスカウト運動では、「世界の総長」として全世界のボーイスカウト運動加盟員から親しまれ、イギリスでは男爵に叙され、ギルウェルのべーデン-パウエル卿(Lord Baden-Powell of Gilwell)、または略してB-Pと呼ばれる。

ベンチャー(Venture)英語:

ボーイスカウト部門の上の年代のスカウトは、シニアースカウトと呼ばれてきたが、その活動はボーイスカウト部門の活動とほぼ同じようであった。これをまったく異なった方法と内容で成り立つことがその年代の青年たちのニーズに応えるものであるとの考え方から、この部門をベンチャースカウト部門(国によってはベンチャラー、Venturer)という新しい名称の下で新しいプログラムが生まれるようになった。そして、ベンチャースカウトの大会をベンチャーと呼ぶ。日本では、全国シニアースカウト大会(日本ベンチャー’96)のごとく使われ、ジャンボリーと同じく4年周期でこれまでに4回開かれた。

– ま –

マッピング(Mapping)英語:

読図。地図を使って野外を踏破する活動に必要な地図及びその使用に関する技能。スカウト活動に必須の野外活動技能のひとつである。

マナー(Manner)英語:

態度、様子、行儀、方法、仕方。ボーイスカウトでは、フェアープレイの精神でゲーム、つまりスカウティングを行うことが精神的なバックポーンであるので、とくにマナー(行儀、作法)は重んじられている。

メッセージ(Message)英語:

伝言、教書、お告げ、使命。ボーイスカウトでは、創始者が残した「最後のメッセージ」が有名で、その中にある「幸福に生き、幸福に死ぬ」人生への創始者の願いが多くの人々の心を打つ。

メンバー(Member)英語:

会員、仲間、加盟員。ボーイスカウト活動では、グループの一員となることが教育の基本にあるので、メンバーおよびメンバーの資格要件(Membership)は重要な意味を持つ。

モットー(Motto)英語:

標語、処世訓。ボーイスカウトのモットーは全世界的に「そなえよつねに(Be Prepared)」である。

– や –

ヤーン(Yarn)

物語のこと。スカウトに指導者自身の経験やロマンにあふれた冒険など、教育的な話をすることをさす。これはB-Pが「スカウティング・フォア・ボーイズ」の各章の題名をキャンプファイアーヤーン(営火の話)としたことから、営火で指導者がする話をさし、また転じて、営火以外のときでも、同趣旨で行う話をさす。日本では、営火夜話または夜話と呼ぶこともある。

– ら –

ラウンドテーブル(Round Table)

Round-Table Conference(円卓会議)の略。テーブルを囲んで上位下位の区別なく着席し、自由に意見を交わす会議の形式をいう。各隊の隊長や副長が隊の運営や技能の研修、プログラムの研究などについて、自分の能力を向上させるため自己研鑽をする場で、通常地区コミッショナーが企画する。

ラッシング(Lashing)英語:

縛ること、縛材法。ノッティング(Knotting)が「結ぶ」のに対し、ローブ等で「縛る」こと。一般に「結索」というときには、この2つ、つまりノッティングとラッシングである。

ラリー(Rally)英語:

集まり、大会。ボーイスカウトでは、カブスカウトの大会(宿泊をともなわず、1日でおわる大会)に使うことが多い。

リーダーシッブ(Leadership)英語:

指導力、指導性。ボーイスカウトではとくにメンバーシップとの関連で使われることが多い。

レイノルズ(Reynolds, E.E.)

イギリス人でボーイスカウト連盟に長年勤め、創始者B-P卿の公式伝記「ベーデン-パウエル」および「スカウト運動」の著者として名高い。1910年から約50年間、ボーイスカウト運動に係わり、その間、現役のスカウト指導者としてボランティアで活躍する一方、連盟本部の専従者としてギルウェルパーク訓練センターの副所長、所長代理、機関誌「スカウター」の編集長などを歴任した。

ローバームート(Rover Moot)英語:

ローバースカウトの大会。単にムートということもあるが本来、ムート(Moot)は、イギリスの歴史にある地方部族の集会、寄り合いに使われた言葉であり、現代では摸擬裁判、討論会の意味に使われている。ボーイスカウトでのローバームートは、野外活動を中心に討論をも含めた大会というのが定着した概念である。

ローバーリング・ツー・サクセス(Roverings to Succes)英語:

ボーイスカウト運動の最年長部門であるローバースカウトのために創始者べーデン-パウエル卿が執筆し、1922年9月に初版がイギリスで発行された。副題に「若者が男らしさを身に付ける手引き」とあるように期待される男性像が描かれ、そこに到達するように青年を励ましている。

– わ –

ワークキャンブ(Work Camp)英語:

労働を伴った教育キャンプ。労働奉仕の必要な所に出掛け、援助活動をするが、必ずしもテント生活をするとは限らない。

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